関節リウマチ
リウマチは体の各部に痛みが流れるように多発するということから、関節や筋肉の痛みを総称してリウマチと呼んでいましたが、病気の研究が進むにつれて、関節や筋肉が痛む病気にもいろいろな種類があることがわかり、老化が原因で起る変形関節症など、それぞれ別の病名がつけられていきました。現在ではリウマチといえば、関節リウマチを指します。以前は慢性関節リウマチといっていましたが、2002年に日本リウマチ学会は、すべての患者が慢性の経過をたどるとは限らないとの理由で診断名を関節リウマチに改めました。関節リウマチの患者は、日本全国でおよそ50万から60万人いると推定されています。そのうちの約80パーセントが女性、20代から50代で発症することが多くなっています。関節内にある滑膜の異常な増殖によるもので、本来は体を守るための免疫機構がうまく働かず、自分自身を攻撃してしまう自己免疫疾患のひとつです。典型的な初期症状としては、朝、起きた時に感じる、手足のこわばりがあります。洗面や炊事の際に、動作がぎこちなく、物がつかみにくいなどの症状があります。起きてしばらくするうちに、だんだん症状は軽くなりますが、1時間以上続く場合は関節リウマチが疑われます。また、関節を動かしたり、押した時に痛みを感じたり、関節が腫れたりすることもあります。関節の症状の特徴は、必ず左右対称に両側の関節に症状が現れること。1か所だけでなく3か所以上の関節に症状が起ります。やがて全身の関節に痛み、腫れ、変形などのし障害が出て来ます。関節リウマチは全身の病気なので、ときには関節だけでなく、疲れやすい、だるい、体重が減る、微熱などの全身症状が起る事もあります。治療では、抗炎症薬、抗リウマチ薬、ステロイド、免疫抑制剤、金製剤などの投与を行ないます。漢方薬が有効なこともあります。関節リウマチは治療に時間がかかる病気なので、気長に病気とつきあっていく心構えが必要とされます。
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