C型肝炎

C型肝炎はC型肝炎ウイルス(HCV)で感染します。感染者は国内に200万人以上いるといわれています。C型急性肝炎の半数以上が慢性化し、そのまま肝硬変や肝がんに移行しやすく、肝がんの60パーセントがC型によるものといわれています。このウイルスは症状が出るまでに長い潜伏期があるため、かかった人が気づかないうちに肝硬変や肝がんになってしまう例が多い。慢性の患者数は推定90万人。毎年4万人以上がHCVによる肝がんおよび肝硬変で死亡しています。アメリカではC型肝炎ウイルス感染者が400万人に達するといわれており、その数はHIV感染者の4倍にものぼります。そのうち270万人が慢性化しているといいます。感染の多くは輸血、非加熱血液製剤の投与など、医療行為によるものです。現在では輸血用血液製剤はすべてHCV汚染の検査が行なわれています。肝がんの死亡者は3万4000人で、肺、胃、大腸に次いで4番目です。日本肝臓学会によると、1年間にC型慢性肝炎患者の約2パーセント、肝硬変に進んだ患者の約7パーセントが肝がんを発症するとされています。治療法としてはインターフェロン(IFN)が投与されます。IFNは、白血球やリンパ球などが、ウイルスなどの刺激によって作り出すタンパク質で、未感染の細胞に抵抗力を与え、ウイルスの感染を抑える働きをします。これによってウイルスの増殖は止まり、細胞のがん化を阻止します。IFNの治療で患者の約30パーセントが血中のウイルスが検出されなくなったといい、40パーセントが肝臓の動きが正常に戻ったといいます。また、ウイルスが検出されなくなると、肝がんの発生も減少します。患者の約70パーセントが効果があったと答えたそうです。しかし、IFNを使用すると、発熱など流感のような症状のでる患者や、間質性肺炎に感染したり、うつといった副作用も出ます。また近年では、抗ウイルス薬リバビリンとの併用療法も試みられており、ラクトフェリンが有効とのデータも出されています。

生活習慣病と健康

       copyrght(c)2007生活習慣病と健康.all rights reserved