レーザー医療

レーザーは1960年代のはじめ頃に発明された特殊な光です。その特殊性は、単一長波の光であり、ほとんど真直ぐ進む光で、集光性、つまりレンズで集光すると直径1000分の数ミリメートルという小さな範囲に光を集めることにあります。医療の分野でも、光りのもつエネルギーを小さな点に集める事ができる特性を生かし、治療や診断にレーザーが使われるようになりました。医療分野で最もレーザー治療が普及しているのが眼科の領域です。網膜の病気や白内障、緑内障の治療に使われています。網膜の場合、角膜や水晶体、硝子体にはなんの影響も与えずに、その奥の網膜にだけ光を送り込むことができるので、治療に有効です。集点を絞ることが容易、エネルギーの大きさを自由に制御できる。手や器具の接触なしに行える。患部に接した波長のレーザーを選ぶことができる。などの長所が利用されています。また、高出力のレーザーを利用したレーザーメスを使用すると出血が少ないことから、脳、食道、喉、舌などの手術にも用いられています。痔やアザの場合に使われることもあります。最近では内視鏡にレーザーを組み合わせたレーザー内視鏡を使って、内視鏡で胃の中などを実際に見ながら、早期のがん、腫瘍などにレーザーを当て、焼いてしまうという使い方をすることもあります。開腹手術に比べて、患者側の負担はくらべものにならないくらい軽くすみます。現在、レーザー医療が試みている体の部位は、脳、目、口、歯、喉、食道、肺、皮膚、肝臓、胃、大腸、子宮、膀胱、尿菅、肛門などです。

生活習慣病と健康

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