動物介在療法

人間と深い絆にある犬や猫などの動物と、人間との交流によって医療に役立てようとすることを動物介在療法(アニマル・セラピー)といいます。患者が犬や猫に触れることにより、血圧が下がったり、動物と一緒にいると心がなごみ、リラックスして落ち着き、不安が解消するという人も多いです。なかには動脈硬化と深く関連するコレステロール値まで下がるケースもあります。また、イギリスの精神障害者施設では、患者がアヒルや羊の世話をすることによって、治療効果が上がったそうです。動物を使った治療法は古くからあり、古代ローマ帝国時代には、戦いに傷付いた兵士を馬に乗せて回復させたそうです。そして19世紀には乗馬が、麻痺の起きた精神障害に治療効果があると証明され、20世紀に欧州やアメリカで治療法として確立しました。動物介在療法の定義では医師や看護婦、ソーシャル・ワーカーなどがボランティアの参加のもと、個々の治療に、どんな動物と組み合わせるか計画して、実行し治療のゴールまでを設定することです。これに対して、動物と患者が触れ合うだけのものは動物介在活動といって動物介在療法とは区別しています。患者やお年寄りと触れ合う動物は、コンパニオン・アニマルと呼ばれます。

生活習慣病と健康

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