大腸がんの早期発見
大腸がんは、肛門に近い部分にできる直腸がんと、腸から直腸までにできる結腸がんに大別されます。大腸がんのなかでいちばん多いのが直腸がんで、大腸がんの約半分を占めています。しかし、最近増加が目立っているのは、結腸のなかでも直腸に近いS字結腸と呼ばれる部分にできるがんです。大腸がんは早期であれば5年生存率は95パーセント以上。早期がんでも、粘膜下層に浸潤したがんのなかに、リンパ節移転があるものや、肝臓や肺に移転しているものがまれにあり、そうなると致命が難しくなります。一方進行がんの場合でも、直腸がんで5年生存率は60から70パーセント、結腸がんでは70パーセントを超えます。大腸がんの増加は食生活の欧米化と深い関係があると考えられており、高たんぱく、高死亡、食物繊維の少ない食事が原因の1つといわれています。大腸がんの症状として、ガスがたまりやすく、ゴロゴロおなかが鳴る。下痢と便秘を繰り返す。出血するなどがあります。しかし、早期がんにこれらの症状が必ず現れるというわけではなく、また、これらの症状があったからといっても、必ずがんというわけでもありませんが、こうした症状に心当たりのある場合は、できるだけ早く検査を受けるようにしたいものです。大腸がんでは、腸の内壁から出血があることが多く、便に血が混じったり、便の表面に血がついたりします。出血するといっても、便に混じっていたり、腸の奥のほうで出血している場合は黒っぽくなったりするので、肉眼で見ただけでは判別できないことが多く、肉眼でわかる出血を顕血というのに対し、このように、肉眼では判別できない出血を潜血といいます。出血は痔の出血と間違えることがたいへん多くなっています。一概にはいえませんが、一般に痔の出血は、赤い、痛みがあり、下着やふいた紙に血がつく、などの場合が多い。もちろん自己判断は危険なので、医師に診てもらうことが重要です。
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